こんにちは。カスタマーズセンターの森川です。
皆さんのわくわくすることはなんでしょうか。

私は20世紀に描かれた近未来、モダニズムの世界観に触れるとわくわくします。
高度成長期真っ只中の高揚感がそこに含まれるからでしょうか。
空想世界やモダニズムなどと呼ばれた当時描かれた近未来のイメージがどこか普遍的で、今見ると昔懐かしい感じの中に革新的な空気感があって、そこに触れるとなんだか時空が歪んで永遠に時が止まった未来にすぽっと入り込んだような感覚になります。

私の中でそんな近未来の象徴の1つ、「国立京都国際会館」へ先日行ってきました。
京都洛北の宝が池に1966年(昭和41年)開館した国際会議場。京都議定書が採択された場所です。
普段は一般公開されていないのでなかなか行けずにいたのですが、「京都モダン建築祭」で訪れることができ、やっと念願が叶いました

まずどっしりとした力強い外観がめちゃくちゃかっこいいです
山や木々を背負って、青空に映えてめちゃくちゃ凜々しいです
当時コンペで最優秀作品賞に選ばれた大谷幸夫さんの設計だそうです。
外から見る分には巨大すぎて要塞のようなイメージもあったのですが、平行と斜めが入り混じった中へ入っていくと、そこにはモダンな形、素材、配色の数々、煌びやかな装飾、まるで宇宙船の中にいるようにめまぐるしいのに、立入禁止を示すものに『犬矢来』(いぬやらい)がチョイスされていたり、場の雰囲気を壊さず、さりげない京都らしさもあって、全体的に落ち着いていて、とっても素敵でした。

     
訪れたときに公開されていたのはメインホール貴賓室ROOMD
細やかな装飾の入り組み具合に“どうやって掃除してるんだろう、、大変そう、、”などと要らぬ心配をしつつ(笑)、そこはやはり国際会館、一般公開を制限して要人たちを迎えているからこその行き届いた清潔感、美しさにうっとりしてしまいました。


   

メインホール舞台天井にある円形照明と、三角と台形で構成された場内のデザインがより一層宇宙船を彷彿させ、ホールに足を踏み入れた瞬間目を奪われました。
フロアは会議場らしい配置で、平テーブルにはデスクライトと席札、そこに前後2列に並んだファブリック素材の椅子が並びます。

前方席は前後に動く仕様で一瞬???となりましたが、後部席は固定、サイドテーブル付、そうか!後ろに秘書や通訳を座らせやりとりするために前後並んでいるのかと気づいたとき、普段慣れ親しんだ劇場類では見ない配置に、ここが国際会議場であることを実感してテンションがあがりました。

同時通訳のヘッドセットなんかしたりして、後ろで陣取るシゴデキ秘書たちとやりとりを交わし、そして発言の是非を考える、、そんな想像して自分も要人気分で座ってみました。
記者や聴講者たちが座るであろう2階席は雰囲気が打って変わり、無機質な素材にシェル型のようなシルエット、それもまたかっこよかったです。

ラウンジを通って外のお庭へ出ると、京都洛北、宝ヶ池周辺の借景が広がり一気に開放感に包まれます
会議に疲れた要人たちがこの自然に癒やされ、ひとときを過ごすのだろうと、思いを馳せました。
きっと桜、新緑、紅葉、雪景色も美しいと思います。機会が合えばまた季節を変えて訪れたいと思いました。

 

そんな国際会館のほど近く、岩倉には弊社分譲地がございます
ご興味のある方はぜひモデルハウスにもお立ち寄りいただければ幸いでございます。

 

詳しくは敷島住宅分譲地情報を掲載中の「SHIKISHIMA TOWN」をご覧ください。

さて、もうすぐクリスマスですね。
今年もあっというまに年の瀬、どうぞみなさま暖かくお過ごしください。