こんにちは。カスタマーズセンターの森川です。
最近ある映画を見てからずっとその世界観から抜け出せないまま過ごしています。

映画『国宝

話題作なのでご覧になった方も多いでしょうか。

血か、才能か。歌舞伎、女形。生い立ちも才能も相反する2人の役者とその人生。
芸に身を捧げたものだけが得るものとその犠牲。主人公喜久雄の少年時代から半生記を描く。

2時間55分という大作にも関わらず、それを感じさせない圧倒的没入感

吉田修一原作✕李相日監督3度目のタッグとなるこの作品。

観る前から覚悟はしていましたが、とにかくすごかったです。演者、舞台、ストーリー、音楽。なにもかも。
まだの方はぜひ、大きいスクリーンで、美しい映像と良い音響の中でご覧になってほしいです。

人生で2度、歌舞伎を観に行ったことがあります。

私の場合、東京観光の流れで、まだ改築リニューアルする前の歌舞伎座を見に立ち寄ったのがきっかけで、当日券があると聞き、思わず飛び込んでみました。
そのとき初めて観たのが稀代の女形、坂東玉三郎さんで、歌舞伎の独特な世界観と玉三郎さんのあまりの美しさにうっとりし、これが歌舞伎なのかと圧倒されました。

初めて見る煌びやかな世界、黒衣の存在、大向うの絶妙な間合い、心地良い鳴り物、幕間の雰囲気、緞帳の美しさ
見るもの聞くもの全ておもしろく引き込まれました。

2度目は地元で絶対観たい!と奮発して南座、襲名披露へ。
お祝いだからか席には芸妓さん舞妓さんたちが取り囲み、観客のみなさんも着物姿の方が多くとても華やか。

そこに出てきた2代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎。
これまた圧巻で、江戸時代の歌舞伎役者はアイドル並みの人気で人気役者の浮世絵が飛ぶように売れたということですが、それがよく分かる色男っぷり。
ひとときも目が離せませんでした。
  


2018.11 南座にて

映画「国宝」をきっかけに、歌舞伎や京都のことをまたより深く知りたくなりました。

映画の中では、京都北区紫野にあるあぶり餅で有名な今宮神社や、上七軒、先斗町歌舞練場がでてきます。
弊社敷島住宅四条ショールーム弊社京都のモデルハウスにお立ち寄りの際にはぜひ足を運んでみてください。


2024.5 先斗町歌舞練場にて 外観意匠がとても美しいです