こんにちは。広報担当の柿谷です。

先日は永大産業さんの大阪ファクトリーギャラリーを見学させて頂きました!
今回見学をさせて頂いた目的は大きく二つ。
「サ高住」と「新商品などのチェック」です!
サ高住という言葉は最近しばしば耳に入ってきますが、具体的にどういったところなのかは実はよく知りませんでした、
大きくは「設備」「サービス」「契約」の3つがそろえばその名前を付けることができるそうです。
有料老人ホームとの違いはプライバシーが比較的守られやすいことと、自由度が高いこと。契約の形態が違うこと。
サービスについては安否確認サービスと生活相談サービスの2つが必須要件なので、有料老人ホームと比べるとコストの面では安くなることが多いのが特徴です。
永大産業さんで見せて頂いたのはこの3つのうち「設備」です。
サ高住向けインテリア「セーフケアプラス」を見学させて頂きました。
コンセプトは「Hospitality Interior」で「心からのおもてなし」を目指しているそうです。

 

大阪ファクトリーギャラリーではリアルサイズの居室で展示されていたので実際に見て触れて体感して…という形で見学ができました。
敷島住宅では老人ホームやサ高住の施設を建築することはほとんどありませんが、2世帯住宅や車いすを前提としたお客様のご要望にお応えできるような商品がたくさんありました。

 

扉の取っ手も握りやすい形状かつデザインも豊富に!

扉の取っ手も握りやすい形状かつデザインも豊富に!

扉の取っ手も置いてありましたが、形状が3種類。
普通の丸い形と、滑らないように段々になっている形、五角形の形と3種類。
普通の丸い形だとどうしても施設っぽさがでてしまうので他の2種類を作ったんだそうです。
五角形が握りやすいのは、何かを握るときの人間の手は五角形になっているからだそうですよ。

 

巾木も車いすが当たっても大丈夫なようにちょっと厚めです。

巾木も車いすが当たっても大丈夫なようにちょっと厚めです。

廊下もすべて実際のサ高住仕様になっていて、手すりや巾木(壁とフロアのつなぎ目にある赤い矢印のものです)も施工した状態を見ることができます。

 

入口から部屋の中まですべて再現しているので本当にイメージがしやすくって、この中で生活をしているさまがありありと浮かんでくるようでした。
ドアの右側の開いているところからは、扉の鍵がしまっていても中の様子がわかるようになっていて、サ高住の要件でもある安否確認をしながらプライバシーも守られるという設備です。

ドアの右側は扉の鍵がしまっていても中の様子がわかるようになっているのでいちいちドアを開けるよりプライバシーが守られますね。

ドアの右側の開いているところは、扉の鍵がしまっていても中を確認できるようになっています。

中の設備もすべて車いす仕様、バリアフリーになっています。

中の設備もすべて車いす仕様、バリアフリーになっています。

 

視覚なんかは特にびっくり。 ホントにこんな見え方!?と思っちゃいます。

視覚なんかは特にびっくり。
ホントにこんな見え方!?と思っちゃいます。

展示場を出たところには「シニア疑似体験コーナー」を設置していて、視覚や関節を制限したりおもりを付けることで高齢者の感覚を体験できるコーナーがありました。
実際に試した男性社員も驚きの動きにくさと見えにくさ。
住設も建材も、もちろん住宅も、実際に使う人の目線で設計をしないと何が必要で何が不必要かはわかりませんよね。
このあたりにも永大産業さんの商品開発への取り組み方があらわれているんだと思います。

 

高齢者の方や車いすの方が生活しやすい住宅はこれからも需要が増えるのではと思いますので、今回のようにイメージのしやすいギャラリーの見学をさせて頂けたことはとても勉強になりました。
お客様のご要望はどんどん多様化してきているので、メーカーの方が試行錯誤の上できた商品を適切に住宅に反映させることが大切ですね。